クラシック音楽が使われているエロゲのまとめ

クラシック音楽が使われている、作中で出てくるエロゲ、というまとめがあれば面白い。なのに既存のものは見かけない。残念。
以下私のプレイした範囲でまとめる。新しい作品から発売日順。楽譜については下のほうで。




【2015年発売】
『美少女万華鏡 神が造りたもうた少女たち』(ωstar)
ドビュッシー作曲「亜麻色の髪の乙女」が使用されている。


【2014年発売】
『フラテルニテ』(CLOCKUP)
タイトル画面とプレムービーで、シューマン作曲「子供の情景 作品15 第1曲」が使用されている。またオープニングムービーでは「仰げば尊し」が使用されている。「仰げば尊し」が2番の歌詞まですべて歌われているのは、ややめずらしいかもしれない。


【2013年発売】
『ツゴウノイイ家族』(D.drive.)
BGMがすべてクラシック。ピアノ曲が多く、シンセサイザーによる和音を付け加える程度で原曲通りというものが多い。使用曲は以下。
モーツァルト作曲「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 第2楽章」
ドビュッシー作曲「アラベスク 第1番」
ショパン作曲「ピアノソナタ第3番 ロ短調 第2楽章 Op.58」
ドビュッシー作曲「夢」
パッヘルベル作曲カノン
フォーレ作曲「夢のあとに」
・サティ作曲「ジムノペディ第1番」
ショパン作曲「エチュード第4番 嬰ハ短調 Op.10-4」
ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 第1楽章」
マクダウェル作曲「野ばらに寄す」


『ヤバい!-復讐・闇サイト』-(Waffle)
モーツァルト作曲「クラリネット協奏曲イ長調 K.622 第2楽章」が使用されている。


『夏の終わりのニルヴァーナ(ぱじゃまソフト)
ユーモレスク」「展覧会の絵」「天国と地獄」「ハレルヤ」「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」「ラプソディ・イン・ブルー」などが多くの有名曲が使用されている模様。




【2012年発売】
『祝福の鐘の音は、桜色の風と共に』すたじお緑茶
"ピアニスト志望ヒロインの練習シーンで、ショパンの練習曲op. 10-4が流れます。曲全体がBGMとして用意されており、音楽鑑賞モードにも登録されます(曲タイトル「etude op.10 no.4」)。
また、ED曲「桜色エンゲージ」の中に、『フィガロの結婚』序曲の冒頭部分が経過句的に挿入されています(3:45あたりから10秒ほど)。許嫁探し=結婚=『フィガロ』という連想かと思われます。"とのこと。(参照元コメント


『はるまで、くるる。』(すみっこソフト)
弘田龍太郎作曲「春よ来い」をメロディーのみ一曲まるごと効果音として使用している。


『英雄*戦姫』(天狐)
女体化したベートーヴェンがキャラクターとして登場する。必殺技に「運命交響曲」があり、発動すると攻撃時に効果音として例の4音がシンセっぽい音で不協和音混じりにアレンジされて流れる。モブ敵にも「バッハ」「シューベルト」といった名前のユニットが登場するとのこと。


『はつゆきさくら』(SAGA PLANETS)
ロドリーゴ作曲「アランフェス協奏曲 第2楽章」のテーマを用いたボーカル曲をBGMとして使用。
ただしこの曲の初出は『はつゆきさくら』ではなく『I've Girls Compilation vol.2「verge」』というものに収録された「freak of nature:start」で、その曲をBGMに転用しているみたい。




【2011年発売】
『とらぶる@すぱいらる!』Aries
"一部の賑やかなシーン(追いかけっこの場面や荒々しい状況)で『天国と地獄(地獄のオルフェ)』の序曲(第3部の有名な「カンカン踊り」部分のみ)や『カルメン』第一組曲の「闘牛士」(最初の部分のみのループ)を使用しています。鑑賞モードには登録されません。"とのこと。(参照元コメント


『女装山脈』脳内彼女
クラシックではないが、

「守りもいやがる、盆からさきにゃ……」
歌だ……歌が聞こえる。
どこか……なつかしい……
「雪もちらつくし、子も泣くし」
これは確か子守唄……だったか。
古い時代のフォーク歌手が歌って、全国的に有名になった歌だ。

というように「竹田の子守唄」が使われている。「守りもいやがる、盆からさきにゃ……雪もちらつくし、子も泣くし」の部分は音声ありで、正しいメロディーで歌われている。


魔法使いの夜(TYPE-MOON)
リスト作曲「愛の夢 第3番」、サティ作曲「ジムノペディ 第1番」


『Sisters〜夏の最後の日〜』(Jellyfish)
バッハ作曲「無伴奏パルティータ第3番より ガヴォット」が使用されている。


もろびとこぞりて(CLAPWORKS)
シューベルト作曲「アヴェマリア」、エルガー作曲「愛の挨拶」、パッヘルベルのカノンほか、賛美歌である「もろびとこぞりて」、「アメイジング・グレイス」が様々な編成で使用されている。ただ声楽専攻の設定のヒロインの歌声として流れる歌声はまったく声楽的でない。
2011年のクリスマスに公開されたもろびとこぞりてクリスマスコンサート2011というサイトで多くの楽曲が公開されているが、ここで使用されている楽曲は作中で出てきたもののはず。上述の曲のほかモンティ作曲「チャールダーシュ」、マスネのタイスの瞑想曲、ショパン作曲「練習曲イ短調 op.25-11」、ショパン作曲「ワルツ変イ長調 op.69-1」が使用されている。


『アルテミスブルー』(あっぷりけ-妹-)
サントラを参照するに、ホルスト木星ラデツキー行進曲、ダニーボーイ、茶色の小瓶、などが使用されている。おいおいきちんと確認します。




【2010年発売】
『あかときっ!』Escu:de)
「名無しのピエロ」というキャラクターがベートーヴェン作曲「交響曲第5番」冒頭部の鼻歌を歌う。第一楽章冒頭の10秒分ほどが、「フフフフーン、フフフフーン……」といった感じでテキスト3クリックにわたって表示され、それに応じて音声も実際に鼻歌を歌う。
またキャラクター「ククリク」「クラヤミククリク」の必殺技のテキストや行動時音声で様々な曲のタイトルが引用されているとのこと。(例:「グスタフ・マーラー交響曲第5番! 私のロンドに酔いしれなさい!」、「舞い踊りなさい! 第一組曲ガイーヌ、剣の舞!」)。実際にその音楽が流れるわけではなく台詞として叫ぶのみ。こちらも参考に。


『セイント〜あぁ主よ、教え子達に堕とされた私をお許し下さい〜』(黒雛)
バッハ作曲「小フーガト短調」「主よ人の望みの喜びよ」「ミュゼット ニ長調」が使用されている。また「荒ら野の果てに」という賛美歌もED曲として用いられているらしい。サントラは『PINPONS / miserere nobis』を参照のこと。


『人間デブリ コンナジブンニダレガシタ?』(elf)
ベートーヴェン作曲「ピアノ・ソナタ第14番 月光 第1楽章」とショパン作曲「葬送行進曲ハ短調」の冒頭部がそれぞれ携帯電話の着信音として使用されている。BGMではなく効果音扱い。シナリオ上けっこう重要な要素として出てくる。


キサラギGOLD★STAR』(SAGA PLANETS)
ショパン作曲「ノクターン第2番 Op.9-2」「ワルツ第4番 Op.34-3子犬のワルツ」「前奏曲第7番 Op.28-7」が使用されている。Config上では効果音として扱われている。ヒロインが実際に演奏しているというシチュエーションで用いられている。


俺たちに翼はない AfterStory』(Navel)
ヒロインがディ・カプア作曲「オー・ソレ・ミオ」を部分的に口ずさむ。「オー・ソレ・ミオ」以外の歌詞は出てこないがメロディーはあっている。


WHITE ALBUM2 -introductory chapter-』(Leaf)
ここにも書いた通り、
ショパン作曲「練習曲op.10−5」
ショパン作曲「ワルツop.34-1」
ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー作曲「ベルガマスク組曲 第4曲パスピエ
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第32番 第1楽章」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第23番 第3楽章」
・バッハ作曲「3声のシンフォニア第2番」
ショパン作曲「革命」
ドビュッシー作曲「ピアノのために トッカータ
ヘンデル作曲「lascia ch'io pianga」
フォーレ作曲「夢のあとに」
・アレンスキー作曲「4つの練習曲 op.41 第1番」
・リスト作曲「愛の夢 第3番」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第5番 ハ短調 作品10 第1楽章」
ショパン作曲「舟歌 嬰ヘ長調op.60」
・「仰げば尊し
以上の曲が、ヒロインほかが演奏するピアノ曲として用いられている。他にも数曲用いられているが曲目不明、わかる方はぜひコメントで教えてください。→コメントでたくさん教えていただきました。感謝。


素晴らしき日々〜不連続存在〜』(ケロQ)
サティ作曲「ピカデリー」「夢見る魚」、バッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ」が用いられている。サティの2曲はヒロインがピアノを演奏する場面で使用される。引用された本などもまとめたよ。


『擬態催眠』(BLACKRAINBOW)
サティ作曲「グノシエンヌ第1番」がBGMにてアレンジした上で用いられている。




【2009年発売】
しろくまベルスターズ』(PULLTOP)
バッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ(BWV147より第10曲コラール)」が用いられている。他にも「きよしこの夜」をはじめとするクリスマスソングが各話のタイトルコールで流れるなど、クリスマスソングが用いられている模様。


『Skyprythem』(Armonica)
物語が音楽学園を舞台としているためシューマン作曲「くるみの木」、ラヴェル作曲「オンディーヌ」、ベルリオーズ作曲「テ・デウム」、ドビュッシー作曲「喜びの島」、ショパン作曲「幻想即興曲」などの曲名がちらほらシナリオに出たり関わったりする。他にはシューベルト作曲「野ばら」冒頭部をヒロインが鼻歌で歌ったり、経過音・補助音が作中で説明されたりなど。しかし音楽要素はストーリーにおける材料以上には扱われていないためクラシック要素は比較的薄いと言える。なおBGMは全てオリジナル曲で先に名前の出た曲を含め既存のクラシック曲のBGM使用はない。


『巨乳ファンタジー(WAFFLE)
ヒロインの1人であるシャムシェルが歌う鼻歌がブラームス作曲「ゆりかごの歌」(ブラームスの子守唄 op.49-4)。1クリック内の音声において、2小節相当のメロディーがハミングで歌われている。


『終わりなき夏 永遠なる音律』(φage)
舞台が音楽部であり弦楽四重奏が扱われている。シナリオにもハイドンの「皇帝」ほかクラシック要素が多く関わる。
BGMとしても、
モーツァルト作曲「ヴァイオリン協奏曲第4番第1楽章」
ベートーヴェン作曲「ヴァイオリンソナタ第5番 春」より第1楽章
ハイドン作曲「弦楽四重奏曲第77番第2楽章」
・バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 プレリュード」
・バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 ガヴォット」
モーツァルト作曲「ヴァイオリンソナタ第25番ト長調 第2楽章」
パガニーニ作曲「24のカプリース 第24番」
パッヘルベル作曲「カノンニ長調
あとチャイコフスキー作曲のなにか(詳細不明)などが用いられている。デモムービーで使用されている曲はバッハ作曲「管弦楽組曲第3番」のAirこちらにもう少し詳しい曲目情報あり。


仏蘭西少女 〜Une Fille Blance〜』PIL
ショパン作曲「練習曲Op.10-12 革命」が使用されている。作品内での曲名は「革命」。作中キャラクターである織田桐舞子による演奏シーンもある。


『りんかねーしょん☆新撰組っ!』(りぷる)
ほとんどのBGMがクラシック曲のアレンジ。サティ作曲「ジュトゥヴ」、ヴェルディ作曲「レクイエム」よりDies iraeワーグナー作曲「ワルキューレ」、ショパン作曲「別れの曲」、ショパン作曲「ワルツOp.18」、ドヴォルザーク作曲「新世界」第4楽章、ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」、サティ作曲「ジムノペディ第1番」、ベートーベン作曲「トルコ行進曲」、ショパン作曲「幻想即興曲」が使われている。


Flyable Heart(ユニゾンシフト:ブロッサム)
ドビュッシー作曲『夢』がキャラクターによって演奏されます。原曲通りにピアノ演奏です。


Like a Butler(AXL)
ベートーヴェン作曲「ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24『春』」の冒頭部がヒロインにより演奏される。BGM鑑賞には入らない(効果音扱い?)らしい。


『スズノネセブン!』(クロシェット)
ワルツを踊るシーンでサティ作曲「ジュ・トゥ・ヴ」が用いられている。BGM鑑賞やオリジナルサウンドトラックには入っていない。




【2008年発売】
『皇涼子のBitchな1日』CODEPINK
クラシックではないが、ED曲がロシア民謡「一週間」の替え歌。


『キスより甘くて深いもの』(cyon)
BGMの半分がクラシック曲。前半は軽めの曲が中心だが、後半から最後の山場はベートーベンの曲がメインとなっているとのこと。コメント情報より。
使用曲は以下。
ベートーヴェン作曲「月光 第1〜3楽章」
ベートーヴェン作曲「悲愴 第2楽章」
J.S.バッハ作曲「BWV147 主よ人の望みの喜びを」
J.S.バッハ作曲「BWV786 インヴェンション第15番」
シューマン作曲「トロイメライ
シューベルト作曲「軍隊行進曲」


さかあがりハリケーン(戯画)
ドビュッシー作曲"Rêverie"(作中では『夢』と訳されているが『夢想』とも訳される)がヴァイオリンとピアノで演奏される。物語において重要なシーン。マスネ作曲「タイスの瞑想曲」もヴァイオリン独奏で用いられている。


明日の七海と逢うために(Purpul Software)
ショパン作曲「革命のエチュード」(Op.10-12)と、他にも一曲何かが使われている。何の曲だっけ^^;。「明日の君と逢うために」では用いられていなかったが、ファンディスクである当ソフトでの新キャラがピアノ弾きなので、一部シーンでクラシックが用いられている。
→もう一曲は、シューベルト作曲「即興曲変ロ長調Op.142-3」です。主題のみで完結し、変奏へは入りません。


『とっぱら 〜ざしきわらしのはなし〜』(キャラメルBOX)
OPテーマ冒頭でベートーヴェン作曲交響曲第9番4楽章のモチーフを使用している。


『スマガ』(NitroPlus)
宇宙に出た場面でヨハン・シュトラウスII世作曲「美しき青きドナウ」が用いられている。電子オルガンっぽい音色でアレンジは控えめ。


G線上の魔王(あかべぇそふとつぅ)
もしやと思いぐぐったらBGMがクラシックのアレンジだそうで。未プレイです!やらなきゃな。
→クリアした。ほぼ原曲ままのものからモチーフのみ使用した曲までアレンジ具合は色々。原曲に飲まれないよう頑張って上手くやった印象を受けた。クラシックアレンジのBGM曲数は多く、さらには主人公がクラシックおたくという設定だが、シナリオへのクラシックの関わりはそこそこという程度。タイトルからクラシック音楽の要素に期待しすぎてはいけない。
使用曲は以下の通り。より詳細な曲目リストはbe-sp.com - このウェブサイトは販売用です! -&nbspbe-sp リソースおよび情報を参照のこと。
・オッフェンバッグ作曲「天国と地獄序曲」
・オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ おお、幸運の女神よ」
グリーグ作曲「ペールギュント組曲第1番 朝」
グリーグ作曲「ペールギュント組曲 山の魔王の宮殿にて」
・サティ作曲「ジムノペディ第一番」
・サン・サーンス作曲「「動物の謝肉祭 水族館」
・サン・サーンス作曲「動物の謝肉祭 雌鳥と雄鳥」
・サン・サーンス作曲「動物の謝肉祭 耳の長い紳士」
シューベルト作曲「魔王」
ショパン作曲「革命」
・ジョプリン作曲「ジ・エンターテイナー」
チャイコフスキー作曲「スラヴ行進曲」
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形 こんぺいとうの踊り」
ドヴォルザーク作曲「ユモレスク第7番Op.101-7」
ドヴォルザーク作曲「ジプシーの歌 第4番 我が母の教えたまいし歌」
ドビュッシー作曲「ベルガマスク組曲 月の光」
ハチャトゥリアン作曲「剣の舞」
・バッハ作曲「トッカータとフーガニ短調
・バッハ作曲「小フーガト短調 BWV578」
・バッハ作曲「管弦楽組曲第3番アリア(G線上のアリア)」
パッヘルベル作曲「カノン」
ビゼー作曲「アルルの女よりファランドール
ブラームス作曲「ヴァイオリン協奏曲 第3楽章」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情 第3楽章」
ベートーヴェン 作曲「交響曲第9番合唱 歓喜の歌」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第08番ハ短調作品13「悲愴 第2楽章」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第14嬰ハ短調Op.27「月光 第3楽章」
ベートーヴェン作曲「エリーゼのために
ヘンデル作曲「涙の流れるままに」
ムソルグスキー作曲「展覧会の絵 プロムナード」
メンデルスゾーン作曲「ヴァイオリン協奏曲 第1楽章」
ワーグナー作曲「ワルキューレ
・「アメイジング・グレイス


『媚肉の香り ネトリネトラレヤリヤラレ』(elf)
主人公の携帯の着信音に宮城道雄作曲「春の海」の冒頭部が用いられている。


『こなゆき ふるり 〜柚子原町カーリング部〜』(ブルームハンドル)
個別ルートのフィギュアスケートのシーンで使用されている「the blue danube」という曲はヨハン・シュトラウス2世作曲「美しき青きドナウ」。




【2007年発売】
Dies Irae(light)
Dies irae "Mephistopheles"」という曲がモーツァルト作曲「レクイエム」の「Dies irae」。メタルメタルしいアレンジだが違和感のない上手いアレンジ。Rhapsodyあたりのアルバムに入ってそうな感じ。そのほかキャラクターの諸々の元ネタにオペラが多く使われている。元ネタについては聖槍十三騎士団(L∴D∴O)団員名簿 - Dies irae - アットウィキを参照のこと。


『ピリオド』(littlewitch)
フォスター作曲「夢路より」がピアノ独奏の形で使用されている。


そして明日の世界より―』(etude)
クラシックでなく賛美歌だが「アメイジング・グレイス」がシナリオに絡めて様々に用いられている。


『HoneyComing』(HOOK)
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(ハープ独奏の後〜ラストまで)がBGMとして用いられている。関連ファンディスクのBGMやサントラにも含まれているらしい。サントラ曲目はこちらを参照のこと。


片恋いの月(すたじお緑茶)
作中用いられている「家路」の原曲はドヴォルザーク交響曲第9番第2楽章。だがメロディーを転用した唱歌としても普及しているので、元ネタはそちらかもしれない。


アメサラサ(CUFFS)
リスト作曲「愛の夢」第3番が原曲ママのものとアレンジ版の2種類で用いられている。http://www.cuffs.co.jp/Event/200704_soundtrack/index.htmlを参照のこと。


『R.U.R.U.R〜ル・ル・ル・ル〜 このこのために、せめてきれいな星空を』(light)
「エレクトリック・シープ」という曲がブラームスのWaltz op.39 No.15のアレンジ。シナリオにクラシックは無関係。またクラシックではなく童謡とわらべ唄だが、「夕焼け小焼け」と「花いちもんめ」がR-タンポポルートで重要な使われ方をしている。


『遊撃警艦パトベセル〜こちら首都圏上空青空署〜』May-Be SOFT
サティ作曲「グノシェンヌ 第1番」が本庁上層部の会合シーンで使用されているとのこと。(参照元


魔法戦士シンフォニックナイツ』(Triangle)
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番よりAir」が2通り用いられている。音楽鑑賞モードの記載では「Air on G-string」(ヴァイオリン独奏、メインヒロインが作中でヴァイオリンを弾くシーンで使われる)と「Ragnarokと題された弦楽合奏版(こちらはまた別の重要なシーンで、通常のBGMとして流れる)となっており、どちらも基本的に原曲どおり。


『あるぺじお 〜きみいろのメロディ〜』(SIESTA)
リスト作曲「ラ・カンパネラ」が使われている。難曲の腕試しとして作中キャラクターが実際に弾くシーンで、一枚絵とともに使用されている。




【2006年発売】
『ちょこっと☆ばんぱいあ!』(Meteor)
エンディング曲「ふたりのカノン」がパッヘルベル作曲のカノンのアレンジ。歌のメロディーはほぼオリジナルだが和音進行がパッヘルベルのカノンのままで、編曲としてしっかりした作りになっている。


『CooL!! 〜強娘純恋歌〜』(micro)
モーツァルト作曲「交響曲第40番第3楽章」の楽章全体がBGMとして用いられているらしい。もう一曲クラシックBGMがあるとの情報が製品版の修正パッチの修正内容より窺えるが詳細不明。


ワンコとリリー(CUFFS)
ヒロインの携帯着信音がショパン作曲「子犬のワルツ」。曲の冒頭部30数小節相当が効果音として2クリックの範囲で流れる。

子犬のワルツ――学生の頃から機種は何度も変えているはずだけど、この着信音は変わる気配がない。

と作中にあるが、特に着信音がこれ以降シナリオに絡んだということはなかったはず。


『おしえて Re:メイド』(ユニゾンシフト・アクセント)
ヒロインの一人がベートーヴェン作曲「交響曲第9番第4楽章 歓喜の歌」を口ずさむ。ドイツ語歌詞で口ずさむ模様。


『エルフオールスターズ脱衣雀3』(elf)
デモムービーでリヒャルト・シュトラウス作曲「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭の著名なフレーズのみが引用されているが、クラシックの引用事例というよりは映画『2001年宇宙の旅』冒頭のパロディですね。




【2005年発売】
ToHeart2 XRATED(Leaf)
ヒロインの一人である向坂環が学校の音楽室でピアノ弾いてるイベントにおいて、ショパン作曲「夜想曲第2番変ホ長調作品9の2」が流れる。そのあとは選択択によって、以下の3種類に分岐。
・優しい曲→サティ作曲「3つのジムノペティ第1番」
・激しい曲→ショパン作曲「練習曲ハ短調作品10-12」(革命のエチュード
・情熱的な曲→マルガリータレクオーナ作曲(原曲)、ペレス・プラード楽団編曲「タブー」(加藤茶のギャグ「ちょっとだけよ」の元ネタ)
クラシックが用いられるのはこのシーンのみで、別段シナリオには関わらない。


『きると』(ORBOT)
主題歌がグリーンスリーブスのアレンジらしい。


GALZOOアイランド(アリスソフト)
イカ男爵」がバッハのパルティータ第2番。アレンジ具合は未確認。クリア済みだけど忘れたよ!公式サントラの曲名の項目でパルティータよりと記されていました。http://www.alicesoft.com/user/goods/g_cd.html


夜明け前より瑠璃色な(AUGUST)
ビゼーアルルの女」よりメヌエット、のギロー編曲によるフルート版、が用いられている(編曲云々は違うかも)。フルートを吹く吹奏楽部所属のヒロインルートで主に用いられる。シナリオ中でも曲名は出てくるし、シナリオと連関している模様。


SWAN SONG(Le.Chocolat)
BGMの多くがシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」のアレンジ。またエンディング曲にフィッシャー=ディースカウの歌唱による「鳩の便り」(録音:1948年)が使用されている。またBGM以外ではヒロインがオッフェンバック作曲「天国と地獄」の序曲を数クリックに渡って口ずさむ場面もある。
本作の主人公は天才ピアニストであるため、クラシックの話題も色々出てくる。ゴドフスキーの名をエロゲで見かけるとは思わなかった。作中で語られる牛乳パックを発明したピアニストとは「ウラディーミル・ド・パハマン」。本当かどうかは知らん。エンディング曲についてはこちらで詳述
以下はゲーム曲と原曲の対照。
左側の作品番号はゲーム内BGM鑑賞モードでの番号。右側は原曲の題名。ここに書かなかった作品番号の曲はオリジナルと思われる。
Op.1:Ständchen
Op.2:Liebesbotschaft
Op.4:Der Atlas
Op.5:Aufenthalt
Op.6:Aufenthalt
Op.7:Am Meer
Op.13:Ständchen
Op.17:Aufenthalt
訳詩はhttp://www.damo-net.com/uebersetzung/schubert.htmでも参照してください。


最果てのイマXUSE
ジムノペディ1番、グノシェンヌ1番、Je te veux、ピカデリー。全てサティ作曲。作中でサティの経歴が詳述されたりもするが、シナリオに絡むようなものではない。


パルフェ 〜ショコラ second brew〜』戯画
ショパン作曲「エチュードop.25-1 エオリアンハープ」。音大生のヒロインのシナリオにて用いられていて、シナリオにおいて重要な要素。シナリオがクラシックと絡むというよりは、人間ドラマの材料としてピアノが使われているという感じ。ほかにショパンノクターンop.9-2も出てくる。非クラシックでは、もろびとこぞりて、We wish a merry christmas、そり滑りも使用されている。


プリンセスうぃっちぃず(ぱじゃまソフト)
モーツァルト作曲「レクイエム」より「怒りの日」の冒頭部分が使用されている。コメント情報によると、主人公が英雄妄想を繰り広げるシーンで、ドラクロワを模した一枚絵とともに「怒りの日」の冒頭部分が流れる。数分程度の長さで、弦楽合奏編成(声楽パートまでは入らない)になっている、とのこと。


ANGEL TYPE(minori feat. Aeris)
ピアニストのヒロインルートで、シェーンベルクの何かが1曲とエリーゼのためにが用いられている。グールドの演奏を参考にシェーンベルクを弾いている、と語る辺りはにやっとする。ただシナリオにクラシックが関わっているという印象は存外薄い。
→使用曲詳細:
シェーンベルク作曲「6つのピアノ小品」(op.19)第1曲(発想記号:Leicht, zart)
ベートーヴェン作曲「エリーゼのために
ショパン作曲幻想ポロネーズ(op.61)
・J.S. バッハの前奏曲とフーガ(《聖アン》、BWV 552)から、前奏曲の一部(ピアノ版。ブゾーニ編曲版だろうか?)
・ブルクミュラーの「25の練習曲」から第1曲「素直な心」
・主人公が弾いていた練習曲は、ツェルニー100番(op.139)の第1曲
以上cactusさんのコメントより転載


SEVEN-BRIDGE(Liar-soft)
トラック番号順に、
Track30. In the Mood
Track31. Sing Sing Sing
Track32. ラ・クンパルシータ
Track50. ラ・マルセイエーズ
Track51〜52. 威風堂々
Track55〜57. 大きな古時計
エロゲ作品別をざっと漁っての曲目リストなので、感謝しつつこれから確認したいと思います。ファイル名と音楽鑑賞でのトラック番号が一つずれているようなので。BGMでは用いられていないが、作中キャラが「グリーンスリーブス」を歌う場面もある。


処女はお姉さまに恋してる(キャラメルBOX)
ダンスパーティーのシーンでヨハン・シュトラウスII世作曲「宝のワルツ(Schatz-Walzer)」Op.418が用いられている。


天使ノ二挺拳銃(Nitro+)
タイトル画面、シナリオ終盤などでドビュッシー作曲「月の光(clair de lune)」が用いられている。




【2004年発売】
『REQUIEM』(CLOCKUP)
ドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」が結構重要な使われ方をしているよう。【クラオタ】アニメとクラシック第9期【アニオタ】より

890 :名無しの笛の踊り:2009/02/04(水) 00:23:34 id:k00nbASD
>>889
体験版しかやってなくてタイトルや発売年を覚えていないのだが悪魔に魂を売ってつくったという
ヴァイオリンが出てきた学園モノ陵辱&触手系のエロゲがあったはず。
そこでは記憶では少なくともドビュッシーの牧神の午後への前奏曲が使われていかと。
新体操の演技の曲に使うとかだったかなあ。


http://mazoero.hp.infoseek.co.jp/requiem.htmlより

本作の物語にたゆたう音楽「牧神の午後への前奏曲
(本音楽は本作で重要な位置につけ


ドビュッシー「月の光」、モーツァルト弦楽四重奏曲「不協和音」、フォーレ「夢のあとに 」(Op. 7-1) バイオリン独奏・バイオリン+ピアノ、バッハ「管弦楽組曲第3番エア」、 と「牧神の午後の前奏曲」以外の曲目も使用されています。
オリジナルサウンドトラック曲目を参照のこと。
CLOCK UP, REQUIEM 〜レクイエム〜 オリジナルサウンドトラック - 1h 11m 46s - Music CDs and CD Cover Arts @ Online Music CD Database


『洗脳完了。 〜絶望を越えて〜』(BLACK GLOBE)
スメタナ作曲「わが祖国」より第2曲(に歌詞をつけて編曲された合唱曲としての)「モルダウ」が作中で使用されている。
主人公がモルダウを鼻歌で歌っているとヒロインからもっと歌うようにせがまれる。しかし適当な日本語を当てはめて歌う以上に歌詞がちゃんと思い出せず、

「ぼへーみあーの……あれ?おかしいなあ……」途中で、つかえてしまった。歌は、ここからラストの盛り上がる部分だというのに、なぜか冒頭のフレーズに戻ってしまった。確か、違う展開になるはずなんだが。どうしても、そこから先が思い出せなかった。

となったところで、ヒロインが

「やさーしきーながーれよ……」

と次いで歌う。『「やさーしきーながーれよ……」』の部分は音声ありで、原曲通りのメロディーで歌われているっぽい。少しあとにもラララと歌っている部分があって、歌として音が流れるのは2クリック分の会話文のみ。
クラシック音楽の具体的な引用は以上のみだが、本作は心の壊れたヒロインの治療コマンドとして「歌をうたう」「音楽を聴く」といった音楽療法的な選択肢があり、BGMではなく物語面における音楽要素の興味深い作品です。


らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜』(Terraluna)
「under the another moonlight」の元ネタがシューベルト作曲弦楽四重奏曲 ニ短調D810"死と乙女"第2楽章。オランダ国歌「Wilhelmus」も用いられている。以下のサイトのディレクターコメントを参照。http://www.r-banana.com/dandelion/rnote.php?u=special/rakuen.html


『奥さまは巫女?R』ぱじゃまソフト
携帯着信メロディでオッフェンバック作曲の「天国と地獄」の一部が効果音として使われている。(参照元コメント


Clannad(key)
非エロゲだが書いておく。ラヴェル作曲「マ・メール・ロワ」より第2曲「Petit Poucet」が用いられている。原曲は四手連弾で管弦楽版も有名。作中でアレンジ云々にまで言及されているが、ソロ演奏用のアレンジ譜というのも普通に流通している。


Quartett!(Littlewitch)
音楽鑑賞にモーツァルト弦楽四重奏パガニーニカプリースラフマニノフのボーカリーズがあったのは覚えているが、作中でどうだったか記憶にない。ともあれこのゲームは舞台が音楽学校、主人公はヴァイオリニスト、物語の主役(ヒロイン含む)は弦楽四重奏なのでクラシック比率が高い。作中で用いられている弦楽曲は「竹内ストリングス」による生楽器演奏の録音、というのが売り。
→コメントより転載
使用曲詳細について
パガニーニ:奇想曲(op.1) (――第9番 アレグレット)
モーツァルト弦楽四重奏曲第15番(K.421) (――第1楽章提示部)
モーツァルト弦楽四重奏曲第17番(K.458) (――第1楽章提示部)
・シモネッティ:「マドリガル
ラフマニノフ:「ボカリーズ」(op.34-14)
エルガー:「愛のあいさつ」(op.12)


シンフォニック=レイン(工画堂)
非エロゲ。ナターレに教会を訪ねる場面で、バッハ作曲BWV147「主よ、人の望みの喜びよ」が用いられている。


『空色の風琴』(THE LOTUS)
グノシエンヌ第1番、ショパンのピアノ協奏曲第1番第1楽章の一部などが用いられている。詳細不明。参考リンク:空色の風琴BGM集
→バッハ作曲「フーガの技法」よりコントラプンクトゥス14が使用されている。


Fate/stay night(TYPE-MOON)
クラシックではないが、ローレライが使われている。シナリオには殆ど絡まない。


『-碧ヶ淵- 夜伽の村のお嫁様』(ネル)
フリードリヒ・フィリップ・ジルヒャー作曲「ローレライ」が用いられている。器楽編成で、音楽モードでの曲名も「ローレライ」そのまま。




【2003年発売】
『幻燐の姫将軍II 〜導かれし魂の系譜〜』(エウシュリー)
同作品収録の『幻燐の姫将軍』をリメイクしたビジュアルノベル「闇夜の血縁」において、ヘンデル作曲『メサイア』の第53曲「Worthy is the Lamb」が用いられている。ある程度アレンジされている。


『藍色ノ狂詩曲』(SPEED)
バッハ作曲「管弦楽組曲第3番アリア(G線上のアリア)」がテーマソングやBGMとして使用されている。物語の題材としてもG線上のアリアクラシック音楽が用いられているらしい。


夏夢夜話(KID)
全年齢向けPS2ソフトだが、シナリオライターがエロゲを多く手がけているためここで取りあげる。各話タイトルおよびエンディング名にクラシック音楽の言葉を用いている。こちらのサイトにいくらか詳しい情報が挙げられている。BGMやシナリオなどの詳細情報は未確認。


『僕と彼女とココロの欠片』(MilkyKiss)
http://www011.upp.so-net.ne.jp/maniac/games/bokukoko.htm
を参照のこと。以下上記サイトより引用

クラシック曲 7曲、童謡 5曲、オリジナル 9曲です。オリジナル曲の中でも「RedyGo!!」という曲は、T-SQUAREの「F-1 GRAND PRIX」という曲に酷似しているし、そもそも「Ready」のスペルが間違ってます。どうしようもないな・・・

細かい曲は未確認。ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」やショパン作曲「別れの曲」などが用いられている模様。
追記:
ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ
ショパン作曲「別れの曲」
・サティー作曲「ジムノペディ
パッヘルベルのカノン
・フォスター作曲「故郷の人々」
・スカボロー・フェア
が用いられている。コメント情報より。


『崩壊序曲』(rouge)
こちらに書いたように、
プッチーニ作曲「つばめ」第1幕より"Chi il bel sogno di Doretta"
ショパン作曲「24の前奏曲集第15番 雨だれ」
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2 第1楽章」
・ガスパリーニ作曲"Caro laccio,dolce nodo"
グルック作曲"O del mio dolce aldor"
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ第8番 悲愴 第3楽章」
・トスティ作曲"L'alba separa dalla luce l'ombra"
ヘンデル作曲"Lascia ch'io pianga"
などがBGMとして使用されている。すべてピアノアレンジ。BGMのほとんどがクラシック曲と思われるが私にはわからない曲もあるため、どなたか教えていただけるとたいへん助かります。




【2002年発売】
せ・ん・せ・い3』(D.O.)
ショパン作曲のNocturne.Op.37-2が用いられている。シナリオにおいても音楽教師ヒロインルートで、カルロス・クライバー指揮の「薔薇の騎士」を見たりパーシー・グレインジャーを勉強したりとクラシック要素も濃い模様。詳しくは当記事のcactusさんによるコメントを参照のこと。
→プレイした。クラシックが関わるキャラは一人だけであるため分量は多くないが、クラシック要素が印象的に用いられている。セックス描写の多い作品であり、このキャラのルートもどこか滑稽な方向へ話が進む(例:「薔薇の騎士」の前奏曲がセックスをモチーフにしているからセックスしよう!)が、物語の最後は意外なほど音楽を感じさせるシリアスな締め括りとなっている。


『SinsAbell〜緋昏し空の遠く〜』(すたじおみりす)
「The last decisive battle」の序奏部分にメンデルスゾーン作曲「結婚行進曲」を使っている。




【2001年発売】
『パンドラの夢』ぱじゃまソフト
・サティ作曲「ジムノペディ第1番」
ショパン作曲「幻想即興曲
・グノー作曲「アヴェマリア」、
ベートーヴェン作曲「エリーゼのために
ベートーヴェン作曲「月光 第1楽章」
パッヘルベルのカノン
アルビノーニアダージョ
が物語中だけでなくタイトル画面、エンディングなどでも用いられている。シナリオにクラシック要素は絡まない。


『Crescendo 〜永遠だと思っていたあの頃〜』(D.O.)
スコット・ジョプリンが9曲。BGMとして多用されている。中でも「Solace」はヒロインの一人(ピアニスト)でシナリオに大きく絡めて用いられる。その他ヘンデルメサイア」のハレルヤや、ショパンの別れの曲なども使われている。作中ではピアノロールの話題が出たり、スタインウェイベーゼンドルファーの名前が出てきたり。なお、この記述はフルボイス版をプレイした上でのものなので、声なし版は違うかも。


『灰被り姫の憂鬱』(MBS Truth)
埴生の宿、バッハ平均律第1巻第1番プレリュード、アメイジング・グレイス。オルゴールの音色の埴生の宿はテンポが快速で印象的だった。あと、おそらくサティのジムノペディ第1番(メロディラインが若干違うが、左手がそのままなので多分アレンジ)。シナリオには関わらない。


『傷モノの学園』(RaSen)
BGMがクラシックらしい


『幻燐の姫将軍』(エウシュリー)
ヘンデル作曲『メサイア』の第53曲「Worthy is the Lamb」が用いられている。大体原曲ママだが調性が短調になっていたりと細かく変えられている。実際に曲の使用を確認したのは『幻燐の姫将軍?』収録の『幻燐の姫将軍』をリメイクしたビジュアルノベル「闇夜の血縁」においてなので、もしかしたら誤情報かもしれない。


『月の雫〜ツキノシズク〜』(CureLight)
エンディングがドビッシー作曲「月の光」。編曲されている。meinekoさんのコメント参照のこと。




【2000年発売】
化石の歌(age)
バッハのBWV645「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」、BWV582「パッサカリアとフーガ ハ短調」。あとショパンのワルツっぽい一曲があったが原曲が思い出せません><




【1999年発売】
『BLOOD ROYAL』ちぇりーそふと
レビュー等で確認しているのみ。他の作品でもありそう。ちぇりーそふとはどれも未プレイです><


『Promise』『BLOOD ROYAL』ちぇりーそふと
メンデルスゾーン作曲「真夏の夜の夢より 結婚行進曲」、ショパン作曲「子犬のワルツ」、ドビュッシー作曲「アラベスク第1番」、ドビュッシー作曲「亜麻色の髪の乙女


バレリーナ 背徳のくるみ割り人形(ZERO)
チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「行進曲」が「変奏曲くるみ割り人形」という曲名で用いられているらしい。参考リンク


『SilverMoon』(R.A.N Software)
ここの曲名リストを参照するに、バッハ「G線上のアリア」、フォーレ「シシリエンヌ」、タルティーニ「悪魔のトリル」のアレンジが用いられているよう。また主人公のコミュニティが音楽部らしく、シナリオでも色々関わりがあるみたい、というのはここのレビュー見ての情報。未プレイ、古い、公式閉鎖。面白そうだがいつかプレイできるだろうか。




【1998年発売】
『ONE』(Tactics)
「偽りのテンペスト」というBGMの終わりの部分がベートーヴェン作曲ピアノソナタop.31-2「テンペスト」第3楽章のオマージュというかパロディになっている。




【1996年発売】
『for elise』(CRAFTWORK)
エリーゼのためにのメロディーの一部を用いたBGMがある。題名がまんまだが、そのBGMは原曲のアレンジというよりモチーフの使用という感じ。




【1990年発売】
『ランス』シリーズ(アリスソフト)
「我が栄光」という曲が旧東ドイツの国歌「Auferstanden aus Ruinen」(廃墟からの復活)。作曲はハンス・アイスラー。同社のランスシリーズにおいて『Rance II』以降全作で用いられている看板曲。『Rance II』の発売年が1990年である。旧東ドイツ国歌についてはこちらのサイトなどで聞ける。


『DE・JA』(elf)
http://ninjax.dreamhosters.com/erog/bbspink2_erog/1013/1013873591.htmlのレス番号26より引用。

古いけど、ELFの「DEJA」は結構クラシックを使っていたな。美術館に移動すると
ムソルグスキーの「展覧会」が流れるのにはちと驚いた。




・楽譜、音源について(クラシック音楽に不慣れな人のために)
クラシックは有名な曲の多くが著作権切れである。よって楽譜や演奏で著作権切れのフリー素材として配布されているものが数多くある。入手も簡単。
楽譜だったらIMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Musicがおすすめ。大体揃っている。例えばサティの「3つのジムノペディ」だったら3 Gymnopédies (Satie, Erik) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Musicで楽譜が見られる。「ジュ・トゥ・ヴ」だったらJe te veux (Satie, Erik) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music。「エリーゼのために」なんかもあるFür Elise, WoO 59 (Beethoven, Ludwig van) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Musicスコット・ジョプリンもいっぱいありますCategory:Joplin, Scott - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music。ほかのサイトだったらこことかこことかこことか。マイナーな曲なら、曲名とpdfファイル形式の指定で検索すると良い感じ。
音源は色々あって特におすすめというサイトはないが、私が使ってるところだとクラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~著作権切れの音源を扱うサイト。網羅的ではないが、音源数だけでなく解説も充実しているので、入門用には悪くないと思う。それ以外の方法だと、Youtubeを曲名(原語表記のこと!)で探せば有名曲は何かしら聴けるでしょう。





シナリオに絡んでいるものもあるが、「灰被り姫の憂鬱」などは単に既成曲を用いたエロゲ、と言い換えるべきかもしれない。既成曲というと「Forest」がAMG音源云々という話も思い出されるがまあいいや。
曲がクラシックぽいというのは取り上げていない。
同人でも見たことがあるが、おそらく版権が切れてるという点で同人で使いやすいだろうから、たくさん用いられているんじゃなかろうか。


アニメで交響曲、というのは珍しくないだろうに、何故エロゲでクラシックは少ないのかしら。ふしぎ。


追記:
抜けなどあればご指摘ください。
何故まとめるかについてはこの記事にて。


さらに追記:
コメントでご指摘をいただいた情報も多く、全部を記事には転載していません。そのため、より細かい情報についてはコメント欄もご覧ください。