有田正広/有田千代子によるコンサート 仙台モーツァルト協会第221回例会

1月27日(火)18:30開演 会場:カワイ仙台4Fホール
曲目は以下。
G.F.ヘンデル:フルート・ソナタ ホ短調(ハレソナタ第二番)
☆W.A.モーツァルト:クラヴィーア・ソナタ ハ長調 K.279(189d)
☆G.Ph.テレマン:フルートソナタ ロ短調(「ターフェルムジーク 第一集」から)
(休憩)
☆J.Chr.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ ニ長調 作品16‐1
☆F.ドヴィエンヌ:フルート・ソナタ ホ短調
J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030


アンコールは……なんだっけ、なんとかさん作曲『門番』。


「学生がこんなこと言ったら叱るけど、暑くて滑って演奏がたいへん(大意)」と有田正広さんが言っていたのは笑った。
演奏は、その暑さのせいか全体的に休憩挟んで後半のほうが良い演奏が多く感じた。後半の曲目のほうが難曲(っぽい)が多かったせいもあるかもしれない。モールァルトまでで徐々に温まってきて、テレマンの後半楽章あたりから良い音がしだした気がする。バッハの最終楽章決め所の手前、その他ちらほら滑っていたのは確かだが、それでも暑くなってからの演奏は音色に膨らみが出ていて、バロック楽器の音色はこれだ!という感がして聴き応えが増していた。
私は詳しくない曲が多かったが、中でもドヴィエンヌの曲は面白かった。作曲者がフルートの名手だったそうで、技巧的な上にメロディーにも癖があって良い曲だった。


小スペースでバロック楽器の演奏を聴くと色々考えることもあっていい感じでした。