「G線上の魔王」 音楽関連

G線上の魔王」完クリ。


主人公がクラオタ(もしかするとバッハオタ?)っぽく描かれているが、どうも納得しかねるようなそうでもないような。CDケースが割れて嘆き怒るのはよくわかる、が、CDショップで新譜を購入する描写を見ても、あまり輸入盤には手を出していないのかなとか。輸入盤だとケース割れや汚れはそう珍しくなくなるし。新譜が店頭に2枚置いてないのも、それはないだろうと。水羽ルートだったか、触りすぎてケースが割れているというのがあったように思うが、割れるなら外ケースじゃなく中のCD留めの部分のほうがありそうだとか。同じく水羽ルートで、知らない演奏者のバッハオルガン名曲集を切って捨てるのは分かるような否定したいような。主人公がバッハファンなら、そこは知らない演奏者の録音だと飛びついて欲しかった。
ワルキューレはゲーム内容と合っててよかった、が声(ソプラノ独唱)が欲しかったような。きっと合わないだろうが。カルミナ・ブラーナは納得。そこはそれだわなと。しかしこれこそ合唱が欲しかったような。カルミナブラーナに関しては原曲そのまま持ってきても違和感なさそうなのに、むしろそのほうが迫力が、と残念め。我が母の教えたまいし歌は、まああんなものかしら。アレンジの程度が曲によって異なったが、アレンジ頑張っているほうが良かった印象。打ち込みの音がちょっと安めだったので、原曲より遠いほうが聴ける物に仕上がったのかな。
G線上のアリアがやはりメインなんだろうが、何とも。もうちょっと印象的に使ってくれてれば……。作中で一度出てきたが、シャコンヌとか……。バッハで迫力ありそうなのだと、ヴァイオリン協奏曲イ短調とか。マウスのアイコンがヴァイオリンだしとハルルートは若干(クラシック方面を)期待したが、大したものではなかったしなあ。