ブリテン10枚組(Document)+ピーター・ピアーズ雑感

いまさら私が書くまでもないDHMボックス、再入荷も完売してるなあ。早い。
廉価版つながりで書くと、現在はDocumentのブリテン10枚組(231134)とストラヴィンスキー22枚組Sony 88697103112)を手に入れて視聴中。
ブリテンのボックスは若いピーター・ピアーズ(Peter Pears)が聴けるという点で嬉しい。

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Britten & Pears

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ピアーズの録音はいくらか聴いているが、この10枚組で聴ける30代の頃の声はそれ以降に比べ癖が少なめ。
後年のピアーズはイギリステノールの悪いところを一身に背負ったかのような発声で、しかしまた良い演奏も少なくないと思うが、30代のピアーズは普通にきれいな声のテノールと言えなくもない。
音楽的にも後年に引けを取らない。
こう書くと、歳をとってからがひどいようだが、あれはあれで。
きっと発声はともかく音楽的に素晴らしい上に多くの録音で伴奏を務めるブリテン(Benjamin Britten)のピアノも素晴らしいからな。
声の響きの云々のみで切って捨てることのできないレベルに及んでいる。
まあドイツ歌曲とか「ミケランジェロの7つのソネット」(歌詞がイタリア語)はやはり際どいのも確かだろうが。