イタリアを歌う／アルベルト・クピード、ラスカ祝祭管弦楽団(WWCC-7468)
B
アルベルト・クピード（Alberto Cupido）による日本ライブ録音。チャリティー公演だったらしい。
NHKのクラシック倶楽部で放送されたものが良かったのでCDも聴いてみた。
既に歳なようで、調べても年齢がよくわからなかったが60は過ぎているかと思わる。
さて、このCD。高音の調子はぼちぼちに感じたが、そもそもの発声のレベルがとても高いので良いCD。録音も良い。ただ曲目があまりに定番であるため他のものと比較して聴くとどうか分からない。演奏されたアリアの曲数が少ないのも残念。"Nessun Dorma"と"Mama, quel vino e generoso"の演奏が中では良い。声の特徴としてはヴィブラートがかなり遅めでぎりぎり一杯というほど。20世紀後半のすばらしいテノールとはかくあり、という声に聴こえた。
今し方調べたらこの歌手が去年芸大でマスタークラスを行ったそうな。良い歌手呼んでいるなあ。
