「フーガの技法」聴き比べ

エマーソンのを聴きなおしたついでに書く。
J.S バッハ「フーガの技法」聴いたぶんまとめ。
フーガの構造や研究等は把握していないので、聴いてなんとなくどうだという感想集。


タチアナ・ニコラーエワ(p) (hyperion CDA66631) B-
どうもしっくりこない。
ピアノでの「フーガの技法」の演奏は難しいと思うが、ピアノ的微妙さが表に出ている気がする。
同盤収録の「音楽の捧げ物」のほうが良い。


シェルヘン/ベロミュンスターラジオオーケストラ A
録音曲数は少ないが凄くいい。
メロディーの歌いっぷり、旋律性が抜群。
シェルヘンらしい良さが出ている録音だと思う。


シェルヘン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団 C+
シェルヘンなんだが良くない。
どうもちぐはぐ。


エマーソン弦楽四重奏団 B+
上手い。
そつがない。
弦楽事情には詳しくないが、現代トップの弦楽四重奏団の演奏というイメージに沿った感じ。



古典四重奏団 (EWCC1080) B
意外に良かった。
フーガの技法は曲そのものがどの演奏をとっても聴取者に集中を強いる傾向があるが、これは聴いていてあまり疲れない演奏だった。


グレン・グールド
(オルガン録音) A+
(ピアノ録音) A
初めて聴いた「フーガの技法」がこれだったので。
グールドについて今更私がどうこう言うこともないでしょう。
ピアノもオルガンも好きです。




ああヴァルヒャの買って聴くの忘れてたわー。
定番どころだからなあ。
ヴァルヒャのはガーッとなるオルガンなので、いい悪い別にして聴くのが大変な印象が。