勢いで書いてしまった。ウルルスの「全能の神」などについて

直りそうな兆候が見えた、かも?まだわからんが。
これで直ったらレーマン様様。とまでは言わんが、昨日今日は件の本を基にした練習。

ウルルスのCDとかもう聴いているし、あまり己の声にここでまでかかずらうのもどうかとは思うんだが。

ウルルスのエディソン全録音(marston 52031-2)ね。
マイフェイバリットピースであるシューベルトの「全能の神(Die Allmacht)」が聴けたのは非常に嬉しい。演奏も良かった。
この曲はNaxosから発売されている「ユッシ・ビョルリング録音集第5巻」で打ちのめされて以来、聴くだけでなく練習もしてきた曲。思い入れは強い。
ビョルリンクの演奏はスタジオ録音というのもあって、非の打ち所の無い演奏。このレベルでこの曲(最低音C2、最高音B♭3。上はともかく下は本当に厳しい。)を歌える人が現代もいるのだろうか?というふう。
ウルルスは時代のせいか、歌い崩しが多め。だがそれは好ましい崩し方。歌曲っぽくない歌い方、ビョルリンクみたく迫力を前面に押し出さない演奏なれど、素晴らしい。


ウルルスの、特に高い音域(A3くらい)で古い匂いを感じる。
以前タマーニョの高い声に現代との差異を聴いたが、ウルルスの高い声の響きも同じ感じだった。
古い発声はより輝く、現代の発生はより響く。という印象。