J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ聴き比べ
たまにはまとまった記事をということで、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ聴き比べについて。
私も嵌っていた頃は、色々なサイトを参考にしつつ漁ったものです。
基本的に聴き直してではなく、思い出しながら書いています。
ミルシテイン2回目 A
突き抜ける音色。パワフル。曲への愛ゆえだろうか?引き込まれる演奏だが、引き込まれて聴くと少し疲れるかも。
メニューイン1回目 S
最高峰。神童の真髄。堅実な解釈なのに追随を許さない。
シュムスキー A
規範たる演奏という感じ。音色は流麗。否定的に見ても否定する場所がない。
ゲーラー A−
湾曲弓の面目躍如。オルガンのような音色。色物的だが、実は真っ当に聴かせる。出来にむらはあるが、落ち着いた解釈と湾曲弓の音色の組み合わせが侮れない。
テレマニー C+
湾曲弓があまり活きている気がしない。だが、それはそうと整った演奏ではある。
ハゲット B
曲はもうばらばらに解体されてしまっているが、これはこれで聴かせる演奏。耳にやさしい音色が良い感じ。
クレーメル2回目
一音一音への集中力を特に感じる演奏。音のコントロール具合が凄い。難しい。
エネスコ A+
説明できない解釈。謂わば達人技?音質が悪いのは散々言われてきたことだが、リズムやピッチの揺らぎで否定してはならない。